「フワッとパーマで薄毛をカバーしたい!」「パーマって薄毛の原因になるってほんとなの?」そんな疑問を持たれたことはありませんか?
今回は「パーマと薄毛の関係」について解説していきますので、パーマに対する知識を深めて、施術を検討する際の参考にしてください。
薄毛でもかけられるパーマの方法、薄毛につながると言われる理由もお伝えしていきますので、髪が薄くなってきたからとおしゃれを諦めずに楽しんでくださいね。
パーマをかけると薄毛になるってほんとなの?
パーマをかけると髪は確かに傷みます、ですが薄毛や抜け毛になるのかと言うと、必ずしもそうとは限りません。
なぜなら「毛根からごっそり抜けていく」状態が脱毛であり薄毛です。
パーマで髪が傷み、毛先などが切れてしまうことは切れ毛であり抜け毛ではありません。
この違いが見分けられず、多くの誤解を生んでしまっているのです。
しかしパーマの頻度が高すぎると頭皮への負担が増えてしまい、最終的には抜け毛に発展する可能性があることも事実です。
パーマのリスクと薄毛について
前述した通り、パーマ液などの薬剤が直接の原因で薄毛になることはありません。しかし繰り返しパーマをかけ続けることで、髪や頭皮に何らかの悪影響を与えることは否めません。
髪が傷む
パーマをかける際、先ずは髪にロッドを巻いて形を整えます。そして薬剤を塗布していくのですが、この薬剤によって髪を構成している「キューティクル」という保護膜をはがします。
化学変化によってキューティクル(保護膜)を失った髪は無防備な状態となります。そのためキューティクルが剝がされた髪は、内部にも刺激が伝わりやすくなり、髪の水分を保つこともできなくなってしまうのです。
頭皮の炎症の可能性
パーマ液で頭皮が傷む可能性の中に、ロッドで髪を巻く際、その引っ張られる力により頭皮に負担がかかるということが揚げられます。
また施術の際にパーマ液が頭皮に直接付着してしまい、パーマ液に含まれる成分が原因でダメージを負う可能性もあります。
この際にパーマ液の量が多かったり、洗い残しがあると更にダメージを助長することになるため注意してください。
特に市販品のパーマ剤やヘアカラー剤は、誰でも使用できるように作られているため、サロンで使用される薬剤より強力な物も多いです。
ご自身で施術を行う際には、頭皮への付着や洗い残しには十分に注意してください。
スタイル次第では薄毛が余計に目立つ
薄毛の問題を解消したいからとパーマスタイルにしたことで逆に薄毛を強調してしまう可能性があります。
薄毛が目立たないようにとパーマをかけたはずが、逆に薄毛が強調されてしまうなんて残念です。
一口に薄毛といっても、そのタイプによってヘアスタイルとの相性は異なります。
後半では薄毛のタイプ別におすすめのヘアスタイルもご紹介しますので参考にしてください。
薄毛が進行する可能性も|パーマをかけないほうがいい人って?
パーマが直接薄毛の原因にはならないとはいえ、パーマをかけない方が良いという方もおられます。
「頭皮環境」が良好な状態ではない場合は、施術を断られることもあります。
以下に該当する方は、パーマ液による頭皮へのダメージリスクが高い方ですので施術を見送ることも検討してください。
- 頭皮に赤みなどの炎症がある
- 頭皮に強いかゆみを感じる
- 多量の抜け毛が続いている
髪にパーマをかけると、薬剤によって構造が変わるため髪に負担がかかります。
頭皮に対しても薬剤による炎症の可能性があります。
つまり頭皮に何らかの異常があるままパーマをかけることは、脱毛に発展する可能性を高めるのです。
安全にパーマをかけるためには頭皮環境が健全な状態であることが大切なのです。
薄毛でもパーマで失敗しないためのコツ
パーマの頻度は最短でも2カ月に1回
髪や頭皮にかかる負担を軽減するために、パーマの頻度は最短でも2カ月に1回とする方が良いでしょう。
パーマをかけてみたものの、髪型がしっくりこないからとすぐにかけ直すと、それだけ髪に多くの負担を与えてゆくことになります。
また2カ月経過してもカールが残るようであれば、再度パーマをかける施術期間を延長してゆくことも薄毛の予防につながるでしょう。
同じ日にカラーリングをしない
パーマもカラーも薬剤を使用します。この際に使用する薬剤は「医薬部外品」の物も多く、薬事法によって複数の「医薬部外品」を同時に使用した施術を行うことは禁じられています。
どうしても同時に行いたい場合、どちらか一方を「化粧品」のジャンルに分けられる物にすることで同時施術が可能となる場合もあります。
しかしカラーリングもパーマも薬剤を使用し、髪の構造を変化させ、キューティクルをはがします。当然パーマとカラーリングを同じ日におこなうと、髪や頭皮にかかる負担も増えてしまうのです。
もしパーマとカラーリングを同時に行いたい場合は、まず美容師に相談してください。プロの意見を参考にしながら頭皮や髪の状態を確認すると良いでしょう。
パーマ当日はシャンプーを控える
パーマをかけた当日は、帰宅後のシャンプーは控えましょう。
なぜなら、パーマをかけたばかりの髪はパーマ液がなじんでおらず、形が崩れるかもしれません。
また髪と頭皮もデリケートな状態になっているので、できる限り余分な刺激を与えない方が良いのです。
シャンプーもアミノ酸系など低刺激性のものを使用し、髪と頭皮に気を配りながらケアしてきましょう。
スタイリング剤はしっかりと落とす
パーマをかけた場合、仕上げにスタイリング剤でヘアスタイルを整えていくことになると思いますが、まずは頭皮には付けずに毛先からつけるようにしましょう。
また、髪に付けたものはその日の内にきれいに洗髪して落としましょう。
なかなか落としにくいワックスなどがありますが、洗い残すことは頭皮環境を悪化させるので気をつけましょう。
薄毛の相談もできる美容師を選ぶ
頭皮や髪が気になるけど、パーマがしたいときは薄毛のことも相談できる美容室に相談しましょう。
基本的にパーマ剤は強アルカリ性の薬剤が使用されているのですが、頭皮や髪のダメージを減らすための刺激性の低い薬剤を取り扱っている場所もあります。
特に髪への負担を考慮した「クリープパーマ」、「水パーマ」は薄毛が気になる方には最適です。
薄毛でも大丈夫|頭皮や髪に優しいパーマとは?
髪への負担が少ない「クリープパーマ」
クリープパーマとは使用する薬剤の量を少量にし、髪にパーマの動きをつける方法です。これは通常のパーマより髪へのダメージを抑られるといったメリットがあります。また薬剤を浸けたままにする時間が短いのもクリープパーマの違いです。
ダメージを軽減できる理由は、髪に動きをつけるときに「クリープ化」という変化を起こすからです。パーマ液を塗布しドライヤーで乾燥させ、髪の構造を自然に変化させます。薬剤の力だけに頼らない方法なので、髪への負担も軽くなるのです。
髪にコシがない人におすすめ「水パーマ」
水パーマ(スチームパーマ)は、コールドパーマの1種でスチーム状の水粒子を使用したパーマの名前です。
通常のパーマはアルカリ性の薬剤を用いますが、水パーマは薬液をキューティクルの隙間より小さい水粒子にして髪の毛のキューティクルを開きます。そうすることでタンパク質を分解する事なく少量のパーマ剤が入りやすくなるのです。
さらにスチーム状の水粒子を当てるため髪に潤いと弾力感を与えます。
薄毛で悩む男性必見|おすすめパーマスタイル
前頭部の薄い人
前頭部が薄いとお悩みの方は、思い切って額を出したスタイルにすると顔まわりがスッキリとしていいでしょう。少し長い印象を与えたい場合は、「ツイストパーマ、ピンパーマ」で毛先を遊ばせるとラフでカジュアルな印象がプラスされます。
また、髪のサイド、バックを短めに抑えるとトップが際立ちバランスが良くなるのでおすすめです。
逆に前頭部の後退が気になるからと、前髪を深く下ろして額を隠す方もおられますが、かえって清潔感を損なう印象を与えてしまったり、前頭部の薄毛ががより強調されるため控えましょう。
M字型ハゲ
額がM字型に後退してゆく方はツーブロックパーマがおすすめです。
トップはボリュームが出る長さにカットしましょう。そして後頭部へ流れるようにパーマをかけていきます。両サイドは短めに仕上げスッキリした印象を与えることで見た目の印象はアップします。
またⅯ字ハゲの目立つポイントの片側に髪をおおいかぶせるようにして隠すことができれば、自然に垢抜けたおしゃれ感が出でくるでしょう。
頭頂部の薄い人
頭頂部のボリュームダウンが気になる方は、くせ毛パーマでふんわり感を増やし、後ろに向かって流していく方法がおすすめです。更なるポイントとしては、サイドを短く刈り上げると頭頂部へ視点が行きにくくなります。
注意点としては、パーマでカールが強くなると地肌が目立つので、頭頂部の毛量が少なすぎる場合はふんわりパーマだとしても無理しすぎている感が出てしまいがちです。その時はやはり専門のクリニックに相談し、頭皮環境や薄毛の原因の根本的な治療をしていくのが最良の選択となります。
パーマと薄毛まとめ
今回は薄毛とパーマについてご紹介してゆきました。
髪型やパーマの方法で薄毛を予防できることや、薄毛につながるデメリットもお分かりいただけたと思います。
しかし頭皮の炎症、ひどい抜け毛が続く場合にはAGAの可能性もあるので、パーマで現状をカバーしつつも、根本的な薄毛治療が必要なのかもしれません。
クリスタル美容外科では無料相談も行っています。薄毛、抜け毛でお悩みの方はクリスタル美容外へぜひ一度お越しください。
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