AGA(男性型脱毛症)はストレスで悪化するという話もありますが、その真相はいかがなのでしょうか?今回はAGAとストレスの関係性をわかりやすく解説します!
AGAとは
AGAは男性型脱毛症と呼ばれ、日本人成人の約30%が掛かるという脱毛症です。
前頭部や頭頂部から髪が徐々に薄くなるのが特徴で、20代などの若い人でも発症します。いまのところ完治はできない病気とされており、薬で進行を止めるのが一般的な治療法です。
主に男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が原因でヘアサイクルが乱れ進むAGAですが、早めの治療で高い効果が得られるため、現在は完治はできないものの「治せる病気」呼ばれるまでになってきています。
AGAとストレスは関係ない?
ストレスがAGAにどのように影響するかのはっきりとした証明はありません。なので、AGAが発症・進行した場合でも、ストレスが原因であるかは分からないのが実情です。
ただストレスがかかると、髪の発育に悪影響を与えるのは確かです。またAGAだけでなく、他の脱毛症を発症する可能性も高まります。
ストレスの少ない生活を心がけることは非常に大切です。
AGAの原因としてストレスが挙げられる理由
科学的な証拠はないものの、AGAの原因としてストレスが挙げられる理由として、ストレスによって自律神経が乱れ、頭皮の状態が悪化し、抜け毛が増える事が挙げられます。もう少し細かく解説します。
血行が悪化する
ストレスがかかると自律神経に影響をもたらします。自律神経は体温や血行などといったありとあらゆる部分をコントロールしています。
ストレスにより自律神経が正常に機能しないと血管が収縮し、血行が悪くなるため、栄養素が全身に巡りにくくなります。結果として、髪の毛にも栄養が行き届かなくなり、弱々しい髪しか発毛しなかったり抜け毛が増えたりします。
ホルモンバランスが崩れる
自律神経が崩れるとホルモンバランスも乱れやすくなります。AGAやFAGAはホルモンが主な原因とされているため、このバランスが崩れることはAGAの進行に悪影響をもたらすことは容易に予想ができるでしょう。
ホルモンバランスが崩れると、男性では皮脂の分泌量が増えたり、女性は女性ホルモンの分泌量が減少したりすることによって、抜け毛に繋がります。
睡眠不足
自律神経の乱れは、睡眠にも影響を及ぼします。自律神経は、交感神経(緊張効果)と副交感神経(リラックス効果)で構成されますが、この副交感神経は睡眠に大きな役割を果たします。この副交換神経の働きが、ストレスによって弱まると睡眠の質が下がる可能性が出てきます。
髪の成長ホルモンは睡眠中に分泌されるので、ストレスによって睡眠がしっかり取れてないと抜け毛が増えやすくなるというわけです。
ストレスによって引き起こされる脱毛症(AGA以外)
休止期脱毛症
休止期脱毛症は、成長期の髪が急に休止期に入ってしまうことにより脱毛する症状です。
ストレスだけが原因ではないですが、過度なストレスがかかると起きやすい症状といわれています。
トリコチロマニア(抜毛症)
トリコチロマニアは、脱毛症ではなく抜毛症といわれ、自分で髪を抜いてしまうのがその特徴です。トリコチロマニアの原因は、精神疾患と言われているため、ストレスと大きな関係があります。
トリコチロマニアは精神面からの治療が必要になってきます。
円形脱毛症
「10円はげ」とも言われる円形脱毛症ですが、急に髪が抜けることが特徴です。突然過ぎて周りの指摘で初めて気づくパターンも多い程です。
円形脱毛症の原因として、アトピー性皮膚炎や自己免疫疾患が挙げられますが、ストレスもその1つである可能性が高いと言われています。
AGA治療にもストレスをためないことは大切
ストレスとAGAの直接的な関係性は分かっていないものの、ストレスは髪の発育に悪影響をもたらすことは確かです。
AGA治療は投薬療法などがありますが、ストレスを発散は特に意識しましょう。抜け毛予防効果は少なからずあるでしょう。
食事、運動、睡眠のバランスをしっかりとコントロールすることは、ストレスをためにくくします。趣味などで、気晴らしをすることもおすすめです。
AGAや抜け毛は医師に相談
ストレスは頭皮環境に悪影響をもたらすため、AGAをはじめとした脱毛症の引き金になる可能性はあります。抜け毛予防のためにも、ストレスの対処はしていきたいものです。
抜け毛や脱毛症かな?と思ったら医師への相談をお勧めします。早めから適切な治療を行うことで、高い効果が期待できるからです。
クリスタル美容外科では、無料相談も承っております。お気軽にお問合せください。