- 薄毛(ハゲ)と睡眠時間は関係あるの?
- 睡眠を取らない髪に対してどのような悪影響があるのか?
睡眠時間が不規則な日々を送ると体調も崩れ、健康な髪が生えにくくなるのは事実です。今回の記事は睡眠を取ることでハゲを治せるのかについて解説していきます。
薄毛(ハゲ)は睡眠の関係性
まず、睡眠とは何なのかから解説していきます!
睡眠のメカニズム
睡眠不足が続いていると、体の調子を崩してしまうだけでなく抜け毛、薄毛の原因になりかねません。
なぜ睡眠不足が薄毛とつながるのかを知るために、まずは睡眠のメカニズムから勉強しましょう。
睡眠の種類は、
- ノンレム睡眠 :「主に脳と体の細胞を回復する深い眠り」
- レム睡眠 :「記憶の整理、固定をする浅い眠り」
という性質の違う睡眠により構成されているのです。
ノンレム睡眠は60分〜80分、レム睡眠は10〜30分という長さとなっており、睡眠のサイクルは約90分と言われています。
それぞれの役割は、心身を健康にしていくためにも重要で、これを繰り返すことで人間は体を回復・成長させています。
睡眠と成長ホルモン
成長ホルモンの分泌は睡眠中に行われます。特に、就寝後から3時間までの間は、眠りが深く成長ホルモンは最も分泌されると言われています。
成長ホルモンは、髪の成長や体の発育、さらに脳を休める上で重要な働きをします。
なので、睡眠にスムーズに入れるよう寝る前を意識してみましょう。
成長ホルモンと育毛の関係性
ところで成長ホルモンと髪の毛の関係をもう少し見てみましょう。
成長ホルモンの分泌とともIGF-1(インスリン様成長因子1)が生成されます。IGF-1の働く作用については以下のとおりです。
- 毛母細胞の増殖
- 血行を良くする。
- 髪のたんぱく質の量を増やす。
- 抗炎症作用
など、髪を健康に育て、頭皮環境を維持する働きがあります。
そのIGF-1の生成は、成長ホルモンの刺激により起こるものです。つまり、ノンレム睡眠時に分泌される成長ホルモンによりIGF-1は生成され、頭皮の改善と健康な髪にいい影響を与えるということです。
薄毛(ハゲ)の人が睡眠で意識するべきこと
睡眠は髪の毛に影響をもたらすことは分かりましたが、具体的にどんなことを意識すればいいのでしょうか?
22時から2時までがゴールデンタイム ?
夜10時から深夜2時は「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれていますが、この説は科学的根拠はないです。なぜなら、就寝時間が22時以降でも、まとめて睡眠時間さえ確保できれば、成長ホルモンが分泌されるからです。
なので、しっかりと睡眠時間を確保することを心がけましょう。寝る時間が遅くなれば、睡眠時間が短くなる傾向があるので、日が変わる前に就寝することをおすすめします。
毎日就寝時間と起床時間を同じにする
毎日就寝時間と起床時間を同じにすることも大切です。なぜなら、前述したとおり成長ホルモンの分泌などのさまざまな役目をもつノンレム睡眠は、睡眠の質に左右されるからです。
毎日寝る時間がバラバラだと習慣付けがうまくいかずに深い睡眠が取れない可能性が出てきます。
睡眠の質の低下は髪の成長にも影響があるため、決まった一定の時間に就寝時間と起床時間を確保できるように調整していきましょう。
睡眠時間は6時間以上で90分の倍数
ひと晩の睡眠により、1セットでおよそ90分ノンレムとレムの睡眠サイクルが交互に繰り返されます。
眠りが深いノンレム睡眠のままで目が覚めた時は、脳が活発になるまで時間がかかってしまいます。
しかし、レム睡眠は浅い睡眠のため脳が覚醒した状態ですっきりした状態で良い目覚めが期待できます。
このような理由から起床は6時間~7時間半後に設定しておくことが睡眠の質を高めると考えることが可能です。
食事は就寝3時間前|入浴は就寝2時間前までに済ます
夕食は、3時間前の摂取がベストです。なぜなら、食事後に胃の中で食べた物が滞留していると睡眠に影響を与えてしまうからです。
その消化が落ち着くまでに最低でも3時間は必要になります。ですから、夕食は3時間前にとるようにしていきましょう。
またヒトの体は、体内深部の温度の低下とともに眠気も出てくるようになっています。
つまり、体温の変化による眠気を誘発していくためにも、入浴後から就寝までの時間を2時間ほど空けた方が良いでしょう。
洗髪後はよく乾かしてから寝る
入浴後に濡れたままの髪を乾かさずに就寝するとフケと雑菌が増え頭皮環境が悪化する恐れがあります。
つまり入浴後は、ドライヤーで乾かしてから就寝しましょう。毎日乾かさずに寝ることを続けることは薄毛の原因になるので気を付けましょう。
就寝前のスマホやPCのブルーライトには注意
つい、やってしまいがちなのが寝る前にスマホを見てしまうことです。これは、睡眠には悪影響でスマホやPC画面から発しているブルーライトは、睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌を抑えてしまい眠れない体質を作ってしまいます。
寝る前はスマホやPCなどを極力使わないようにしましょう。
寝る前の飲酒やカフェインを控える
まず、飲酒についてなのですが深酒や過度の飲酒により睡眠の質が低下したり、食べ過ぎてしまうような悪習慣につながる可能性があります。量に注意しながら睡眠不足、暴飲暴食を控えましょう。
また、カフェインについても軽度の覚醒作用を及ぼすことから、夜遅くにコーヒーを飲むことで睡眠不足になってしまうので控えた方が良いでしょう。
朝日を浴びよう
朝、光を浴びることは脳にある体内時計がリセットされ活動状態にできます。朝日の光を浴びることによりメラトニンの分泌が止まり目が覚めた状態になっていきます。
また、メラトニンは目が覚めてから14~16時間後くらいに分泌がされていくことで休息に適した状態に戻っていきます。
このメラトニンのメリットは睡眠という面だけではなく、病気の予防や老化にも効力を発揮できるといわれている万能のホルモンで薄毛にも効果が期待できます。
寝る前のストレッチもおすすめ
長時間のパソコン業務や満員電車で立ちっぱなしが続くとストレスを日々蓄積してしまいがちです。
そういったストレスが貯まると、血行の阻害や、ホルモンバランスの乱れなどに繋がり、結果として薄毛に繋がる可能性もあります。
そのため睡眠をとる前に、数分のストレッチを行い日中の体の緊張をほぐすのもおすすめです。
薄毛(ハゲ)治療は医師に相談しよう
いかがでしたか?今回の記事を簡単にまとめると
- 睡眠時には、ノンレム睡眠、レム睡眠があり成長ホルモンや記憶能力に影響がある。
- ノンレム睡眠からIGF-1が分泌されることにより、頭皮や髪はきれいになる。
今回は、睡眠を取ることでハゲを治せるのかについて解説していきました。ノンレム睡眠「主に脳と体の細胞を回復する深い眠り」は、髪の役割は、心身を健康にしていくためにも必要なことです。
今回の記事を参考に薄毛が気になる方は、睡眠を見直してみてはいかがでしょうか。
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