薄毛治療の代表といえば「AGA治療」。この記事を読んでいただいているあなたも一度は治療を検討した経験があるかもしれませんね。
一方で「メソセラピー」をご存知でしょうか。AGA治療と比較して馴染みのないキーワードかもしれません。
今回の記事ではAGA治療の一つであるメソセラピーについて解説します。ぜひ本記事をご参考いただき、治療の選択肢の一つとしてください。
メソセラピーとは?AGAに有効?
AGA治療では飲み薬による治療がメインになります。また、個人差はあるものの、発毛を実感するまでにおよそ時間がかかり、さらに副作用の可能性あるのです。
一方メソセラピーは飲み薬による治療ではなく、頭皮に薬剤を注入する治療法です。
こちらも個人差がありますが、発毛までの期間が3〜4ヶ月と短く、そして副作用が少ない特徴があります。※副作用については後述。
そして施術方法には以下が挙げあげられます。
- 注射(パピュール法、ナパージュ法)
- ダーマローラー法
- レーザー治療
これらの施術により、薄毛の進行を抑え、髪の毛の成長を促進させることで発毛の効果が期待できます。
また、それぞれの治療には痛みの有無や費用に違いがあるため、治療を検討の際は医師との相談が大事です。
メソセラピーとHARG治療との違い
メソセラピーと似た治療に「HARG治療」があります。
両者の治療方法は頭皮に薬剤を注入する観点では似た治療になりますが、薬剤の成分に違いがあります。
メソセラピー
クリニックにより薬剤に配合されている成分が異なります。
代表としてミノキシジルやビタミンといった成分が含まれますが、詳細は通院を検討しているクリニックに直接確認しましょう。
HARG治療
メソセラピーと違い、構成される成分が決まっています。
成分にはHARGパウダーが含まれ、AAPEパウダーやビタミン、ミネラルなどが配合されているのです。
また、日本医療毛髪再生研究会によって認められた医療機関でしか治療を受けられません。
つまり、治療を受けられる医療機関は信頼できる可能性が高いです。
メソセラピーのメカニズム
髪の毛は休止期→成長期→退行期→脱毛のサイクルによって生まれ変わります。そして成長期は通常、2年から6年ほどの歳月を経て退行期へ移行しますしかし、AGAになると成長期は数ヶ月から1年と短縮され、退行期へ移行するのです。
メソセラピーは先述した通り、頭皮に薬剤を注入することで、髪の毛の成長を促進させ正常なサイクルへと戻します。
結果として薄毛の進行を抑え、髪の毛の成長を促進させる効果を期待できるというわけです。
成長因子とは?
成長因子とは平たく言えばタンパク質の総称であり、別名「グロースファクター」と呼ばれています。
成長因子は髪の毛を始め、肌や骨、爪などには成長因子が存在し、細胞が分化することで新しく髪や皮膚を生成してくれるのです。
基本的に、年を重ねていくと細胞は衰え、髪や肌などの生成サイクルが滞ってしまいますが、成長因子は発毛サイクルを促す働きを担っています。
メソセラピーの治療内容
大まかに分けると以下の内容で治療を行ないます。
- 事前カウンセリング
- 採血
- 治療
一つずつ解説します。
事前カウンセリング
医師と事前のカウンセリングを受けていただきます。気になる点がございましたら些細なことでも質問しましょう。
採血
治療方法や治療期間、費用など、内容にご納得いただければ採血に移ります。採血に問題がなければ治療可能です。
治療
薬剤注入の前に頭皮を消毒します。その後、頭皮に成長因子が含まれた薬剤を注入していきます。注入後アフターケアを行い、治療は完了です。
メソセラピーのメリット・デメリット
メソセラピー のメリットとデメリットについても押さえましょう。
メリット
メソセラピーには以下のようなメリットがあります。
服薬と比べ発毛の効果が表れるのが早い
メソセラピーは服薬と比べ、発毛の効果が現れるのが早いです。
服薬の場合はおよそ6ヶ月で効果を実感される方が多いですが、メソセラピーの場合3〜4ヶ月ほどで効果が現れます。
もちろん個人差はありますので、目安としてください。
持病がある方でも治療可能
これはメソセラピーに使用される薬剤には、体に悪影響を及ぼす成分が含まれていないためです。
しかし、クリニックによって配合さられ成分が異なるため、事前カウンセリングの際に成分について医師へ確認を行いましょう。
女性でも治療可能
飲み薬でのAGA治療は、フィナステリドやデュタステリドを服用します。
しかし、フィナステリドには女性の体に悪影響を及ぼす成分が含まれているのです。一方メソセラピーで使用する薬剤にはそのような成分が含まれていないため、女性でも治療可能となります。
デメリット
まれに頭部に腫れや赤みが発生する。
治療後に腫れや赤みが発生する場合があります。しかし、早ければ数時間、長くとも数日で治ることが多いです。
内出血が起きる場合がある
注射での治療によってまれにですが内出血が起こる場合があります。こちらについても長くとも数日で治るため、治るまでは触れないようにしましょう。
費用がかかる
治療を行うクリニックや治療の頻度によって異なりますが、比較的高額な費用がかかります。AGA治療の基本は飲み薬による治療となるため、メソセラピーも併用するとさら費用がかさむのです。
治療をご決断するのは患者様本人となるため、治療を受ける目的を明確にすることをオススメします。
メソセラピーの副作用
2021年5月時点では命に関わる重篤な副作用の報告はありません。
ただし、デメリットでもご紹介したように、頭部に腫れや痛みが発生することはご認識ください。
飲み薬によるAGA治療の場合は性欲減退や動機、体毛が濃くなるといった副作用のもあります。
しかし、メソセラピーにおいてはこのような副作用がなため、AGA治療と比べ副作用の少ない治療と言えるでしょう。
副作用につきましても、まずは医師に相談しましょう。
メソセラピーの費用と治療回数(期間)
メソセラピーの費用と治療回数についてご紹介します。
費用
デメリットの部分で少し触れましたが、費用はクリニックによって異なります。相場としては、12〜80万円と幅があるとご認識ください。これは治療回数によって費用が変動するためです。
治療回数
回数は1クールとなっており、6〜12回ほどになります。(約半年から1年)
ご自身の求める結果によって回数が変動すると思いますので医師とご相談上、治療回数を決めてください。
メソセラピーで注意点
メソセラピーはAGAと比べ副作用がないことを先述しましたが、注意点があります。
以下について抑えましょう。
毛包が無くなる前にやる必要がある
毛包とは簡単に言えば髪の毛を作る器官のことです。髪の毛を作るサイクルは休止期→成長期→退行期→脱毛となります。
このサイクルを回すには毛包が必要であり、かつ、毛包を再生させる「毛包幹細胞」が必要になるのです。
しかし、毛包幹細胞は加齢によって減少し、枯渇すると毛包が縮小してしまいます。結果、サイクルが滞り、抜け毛が多くなるのです。
つまり、毛包には限り(寿命)があり、メソセラピー治療は毛包がなくなる前に受ける必要があります。
治療後は入浴やサウナを控える
メソセラピー治療当日は入浴やサウナは控えてください。治療後にはアフターケアを行いますが、それでも治療した箇所から遺物や菌が侵入する恐れがあります。
入浴、サウナが原因となり腫れや赤みが発生することも懸念されるため、治療当日は控えてください。治療当日はシャワーと軽い洗髪に留め、入浴、サウナは治療翌日からにしましょう。
結果を1日でも早く出すため、そして腫れなどの原因を引き起こさないよう、医師の指示に従うようしましょう。
メソセラピーやHARG治療ならクリスタル美容外科で!
ここまでメソセラピーについて解説してまいりました。この記事をきっかけにメソセラピーがどのようなものか。その効果やメリット、デメリットをご理解いただけたら幸いです。
クリスタル美容外科では、AGA治療からHARG治療まで施術いただけます。
治療をご検討されている方はまずはご相談から。
医師による適切なアドバイス、治療法について親身にお答えいたします。
クリスタル美容外科は安心の定額制
1ヶ月55000円
6ヶ月間の治療330000円