筋肉を鍛える時などに効率的にタンパク質を効率的に摂取できて人気のプロテイン。
ところが最近SNSを見ていると
- プロテインを飲んで抜け毛が増えてしまった。」
- 「筋トレを意識してたら抜け毛が増えてきた気がする。プロテインのせい?」
このようなことは本当にあるのでしょうか?今回は、「プロテインでハゲるのか?」について解説していきます。
プロテインではげるのか?
結論、プロテインの副作用でハゲる科学的根拠はありません。
ジムで身体を鍛えたりと、かっこいい身体をつくるためプロテインを飲んでいる方は多いと思います。プロテインで抜け毛が増えるということは、考えにくいので心配いりません。
むしろプロテインは、髪の発育に必要なタンパク質を摂取できるため、抜け毛予防につながるともいわれているほどです。
もしプロテインを飲んで抜け毛が増えた場合、全く別な原因が考えられますのでまずは医師に相談することをお勧めします。
AGA(はげ)はプロテインと関係ない理由
プロテインと抜け毛が関係ない理由として、抜け毛(主にAGA)の仕組みと、プロテインの作用に直接関係がないからです。
抜け毛でまず考えられるのは、AGA(男性型脱毛症)です。日本人の約1/3が発症するといわれる、はげの代表的な原因です。
このAGAで髪が抜ける仕組みですが、主な理由は男性ホルモンの作用です。プロテインを摂取とこの男性ホルモンの抜け毛作用に直接的な関係はありません。原因がそもそも全く別物です。
そのためプロテインと抜け毛は関係ないと言えます。
プロテインではげると言われる理由(推測)
筋トレではげるという噂が流れたため
まず、筋トレ=ハゲるという噂から派生して、プロテイン=ハゲるというイメージがついたという説があります。
まず筋トレではげる噂については、「筋トレでハゲの原因である男性ホルモンが増加する説」や「筋トレのせいで髪に必要な栄養が届かない説」などがありますが、どちらも医学的根拠はありません。
なので筋トレもプロテインの摂取よる抜け毛も気にしなくて大丈夫です。
プロテインダイエットの作用
プロテインダイエットブームもあり、プロテインも用いて食事やカロリー制限をしている方もが多くいらっしゃいます。
ただダイエットを過度している場合は、食事制限による栄養の不足から髪の毛が健康でなくなり、抜け毛になることがあります。また、ハードすぎる運動を重ねて体の修復に栄養が割かれすぎて、髪に栄養が不足することはある可能性も少なからずあります。
しかしこれらはプロテインが原因ではなく、栄養不足が原因で抜け毛が増えているので、逆に積極的にプロテインを摂取したほうが良いでしょう。
アレルギー反応
プロテインのタンパク源は、乳製品、大豆や落花生などが含まれている場合が多いです。これが原因で、アレルギー反応(皮膚炎)などを起こし薄毛の原因になることはあります。
しかし、アレルギー物質は血液によって運ばれるため、アレルギー反応が起こるとすれば頭皮以外の胸、おなかなど他の部位にも起こるはずです。
もしもプロテイン摂取後、アレルギーがでるのであれば、食生活でタンパク質を摂取することをおすすめします。
ただ、毛髪のみ影響がある時は別の要因を疑った方が良いかもしれません。
プロテインはむしろAGA(はげ)治療にプラス
タンパク質は髪の育成に必要
毛髪の成分は、8割がケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されています。食事制限が強めのダイエットをしたあとに髪が抜けるというのもタンパク質が不足していることが原因の一つです。
それに、日本人の生活はパスタやうどん、麺類など炭水化物を多く摂取している傾向があり、意識的にタンパク質をとる必要があります。
プロテインはそのタンパク質を補うことができるので、バランスよく取ることで薄毛の予防に役立つでしょう。
育毛目的ならソイプロテイン
プロテインに含まれるタンパク質は、動物性と植物性の2種類があり、違いは以下です。
- 動物性タンパク質:牛乳、卵白から摂取できる。
- 植物性タンパク質:大豆、小麦から摂取できソイプロテインに含まれています。
ちなみに育毛に対しては、「植物性タンパク質」が好ましいです。体を鍛える以外に抜け毛防止、育毛が目的であるなら、ソイプロテインなどが合理的です。
1日にどれくらい飲めばいい?
では、一日に摂るべきタンパク質はどれくらいなのでしょう。厚生労働省の食事摂取基準(2020年版)でのデータによると「15歳~64歳の男性は一日に65g」が目安となっています。
タンパク質はプロテインからだけではなく、食事から摂取することが望ましいです。まずは食事でタンパク質を摂り、足りない分はプロテインなどでカバーするのがいいでしょう。またプロテインの過剰摂取には気をつけてください。
飲むタイミング
起床後
起床後は、栄養が不足した状態ですので、起床後は栄養を吸収しやすい状態です。
このタイミングで摂取できれば効果的にプロテインを取り込むことができます。
運動後
運動をしていくことで、筋肉の修復時にタンパク質を吸収できる状態になりやすいです。
また、エネルギーを消費したあとのため運動前よりも吸収率が高いということもあり、プロテイン摂取に適したタイミングです。
間食として
食後の空腹時も、吸収の高い良いタイミングです。
おやつを食べて太るよりも、その代わりとして使うという考えの方がダイエットや身体作りの観点でおすすめできます。
寝る前
就寝の時間帯は、栄養素の吸収を活動的にしていく成長ホルモンの量が多くなります。そのため吸収をしやすいソイプロテインが活躍します。
また、眠りにつく直前だと胃がエネルギーを使うため遅くとも30分前に摂るように心がけていきましょう。
プロテインをAGA(はげ)治療取り入れる際に注意すること
飲みすぎ
プロテインでタンパク質を大量摂取したら体に良いのではと思う方もおられると思いますが、体重が大きく増量してしまうので注意してください。たとえ、ハゲる原因にもなりえなくても適量を守り摂らなければ肝臓を傷付けたりと健康に害が出るかもしれません。
規定の量を守りつつきちんと飲んで下さい。
乳製品と大豆の摂取は注意
原料は、大豆、牛乳です。この2つの原料は、アレルギーの原因となるタンパク質です。
つまり、プロテインからアレルギー反応を引き起こす可能性もあるということです。軽度のアレルギーがある人は慎重に様子を見ながら摂取をしていきましょう。
プロテインだけに頼らない食生活
プロテインは、あくまで食事面で補うことのできない面を助けるものです。
そのため、どんどんプロテインを飲めば育毛ができるというわけでもありません。
頭皮の育毛ケアとプロテインを飲むという行為は別物にしバランスよく行いましょう。
プロテイン以外のAGA(はげ)治療法
投薬
AGA、すなわち男性型の脱毛症には投薬治療という方法もあります。
それは内服薬、外用薬に分かれており、内服タイプの薬はミノキシジル、フィナステリド、塗り薬でもミノキシジル、アデノシン、などさまざまな種類が存在しています。
日本人に多く見られる頭頂部がハゲるタイプは、外用型が効果があるといわれているようですが、脱毛症の症状、年齢や性別などで効果的な薬は変わってきます。
まずは、専門の医師に相談しましょう。
メソセラピーHARG治療
メソセラピーは、頭皮に毛髪成長因子(グロースファクター)を注入していく治療です。
それにより弱った毛根にある細胞を回復し、髪の毛が生えることを補助していくことができます。
毛髪成長因子(グロースファクター)とは、体内で生成されるコラーゲン、エスラチンなど全細胞の増殖を動かす働きをもっているタンパク質のひとつです。
HARG療法は、幹細胞から取り出した成長因子が含まれているHAGAカクテルを使用し発毛組織への働きかけ、健康な髪の状態を取り戻す治療方法になります。 また、一定の治療後は年1~2回のメンテナンスしか必要がないというメリットもあり、短時間で何度も通院する必要がなくなります。
植毛
植毛とは、読んだ文字のとおりで自分の毛髪から薄毛を解消したい箇所に移植していく方法です。具体的には、後頭部の目立たない部分の毛根をピックアップして、薄くなっている部分に移植するというものです。
費用はかさみますが、目に見える効果があるのが特徴です。
AGA(はげ)治療は医師に相談
今回は、「プロテインでハゲるのか?」について解説してきました。
結論としては、プロテインの摂取によりアレルギー、過剰摂取での不健康はあるのですが、薄毛につながることはありません。むしろタンパク質を効率的に取り入れられるため心強い味方になる可能性があります。
プロテインでのケアも有用ですが、AGAを本気で治療されたい方は専門の医師に相談してみましょう。
クリスタル美容外科では無料相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。
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