薄毛・脱毛

【医師が教える】分け目はげの原因は?治療法も紹介

分け目はげ

一般的に薄毛の症状は男性に多く見られますが、「分け目はげ」は男女関係なく発症することをご存じでしょうか。

原因はさまざまだと考えられており、生活習慣によって発症してしまうことさえあります。

今回は、分け目はげについて原因や対策などを詳しく解説していきたいと思います。



分け目はげの特徴は?

白髪

分け目はげとは、文字通り髪の分け目から薄毛になっていく状態のことであり、年齢や性別に関係なく発症します。

分け目はげになると髪のボリュームが減少し、特に女性の場合は実年齢より老けた雰囲気になってしまうこともあります。

特徴

分け目は髪が左右へ別れる部分であるため、前頭部や頭頂部の薄毛に比べて隠しづらいのが特徴です。

また、ロングヘアーの方は髪の毛が重くなることで、分け目はげがより目立ってしまいます。

分け目はげの原因と対策

AGA

AGAは男性に多く見られる脱毛症で、前髪の生え際や頭頂部に薄毛の症状が現れます。

主な原因は男性ホルモンにあり、男性ホルモンのテストステロンが頭皮にある5αリダクターゼと結びつくとジヒドロテストステロンに変化して脱毛シグナルが出されます。これによって薄毛の症状が出てしまうのです。

AGAは進行性であるため、早めに治療することが大切です。専門のクリニックで処方される薬を服用して治療することが勧められています。

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牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、長期間髪の毛が引っ張られることによって頭皮に負担がかかり、薄毛の症状が現れる脱毛症です。

毎日ポニーテール三つ編みなどの髪型で過ごしていると、頭皮に負担がかかってしまうので発症する恐れがあります。

分け目は髪を結んでいるときに負担がかかりやすいので、いつも髪を結ぶヘアスタイルにしていると分け目はげになってしまうかもしれないので気を付けましょう。

そうならないためにも、時には分け目を変えたり、結ぶ位置を変える、結ばずにダウンスタイルにするなど、アレンジを楽しんで頭皮への負担を減らしてみてください。

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紫外線

分け目はそもそも髪にあまり覆われていないので、外部からの刺激を受けやすいです。

そのため、紫外線の影響も受けやすく紫外線が分け目はげの原因となることもあります。

紫外線が分け目に直接当たると、頭皮の乾燥や日焼けを招き、髪の毛を作り出している毛母細胞や毛乳頭細胞を損傷してしまうことがあります。
それによって髪が生成されづらくなり、分け目はげになってしまう恐れがあるのです。

紫外線の対策として、日傘や日焼け止めヘアスプレーの使用、帽子を被るなどでガードをしてください。

しかし、帽子を長時間被っていると帽子内が蒸れることで、頭皮トラブルを引き起こすかもしれないのでこちらにも注意が必要です。

また、紫外線を浴びてもすぐに頭皮への影響が出るわけではないので、日頃から髪の分け目を変えるなどして紫外線対策をしましょう。

食生活

髪に必要な栄養素を摂取するために、バランスの取れた食生活を心がけましょう。

偏った食生活を送っていると頭皮に必要な栄養素が不足してしまいます。
すると、髪が十分に成長しなくなってしまい、薄毛が進行するので分け目も目立つようになってしまうのです。

また、脂の多い食事をしていると皮脂が過剰分泌されてしまい悪影響です。
他にも、お酒を飲みすぎると血行を悪くしてしまうので注意しましょう。

そして、髪の成長に必要な栄養素を摂取することも大切です。特にタンパク質や亜鉛、ビタミンは髪に良いとされており、日頃から摂取するように心がけましょう。

食事
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睡眠不足

睡眠不足になると、髪の毛の成長に必要な成長ホルモンの分泌が滞ってしまいます。

すると、ヘアサイクル(毛周期)が乱れてしまい髪の成長期が短くなってしまうので薄毛や抜け毛が発生してしまうのです。

また、睡眠不足により血行が悪くなると、髪の毛への栄養が供給されづらくなるので薄毛の原因になってしまいます。

それを防ぐためにも、睡眠時間は7~8時間ほどとれると良いと言われています。

忙しくてあまり睡眠時間がとれないという方は、就寝後約3時間後に成長ホルモンが分泌され始めるので、最低6時間は睡眠時間を確保できると良いでしょう。

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ストレス

ストレスが溜まると、交感神経が緊張してしまい血行が悪くなります

そのため、髪の毛に栄養が供給されづらくなるので薄毛や抜け毛を引き起こしてしまうのです。他にも、ストレスが溜まると睡眠の質を悪化させてしまい、成長ホルモンの分泌にも悪影響を及ぼします。

生活をしていくなかでストレスは避けられないかもしれませんが、趣味に時間を費やしたり、こまめに休憩をしたりして発散していけるようにしましょう。

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分け目はげを目立たなくする方法は?

計画

ヘアスタイルを変える

ヘアスタイルを変えて分け目を隠すのが手っ取り早いでしょう。ヘアスタイルが変わると気分転換にもなるのでおすすめです。

先述したとおり、いつも同じヘアスタイルで髪を結んでいると牽引性脱毛症を引き起こしかねないので、日頃からヘアスタイルを変えるようにすると良いでしょう。

短髪にする

特に男性の場合は、髪型を短髪にすることによって分け目を強調させなくすることができます。さらに、コシが弱くなった分け目の髪を短くすると少しボリュームが生まれるので、分け目はげが目立ちにくくなります。

増毛パウダー

増毛パウダーとは「ふりかけ」とも呼ばれる、分け目を隠すための黒いパウダーのことです。使い方は簡単で、分け目が目立つところにパウダーをふりかけると地肌が黒くなるので、薄毛が目立たなくなります。

しかし、シャンプーをするたびに洗い流されてしまうので、毎朝使うようにしないといけません。

また、雨の日は頭を濡らさないように注意する必要があります。

ウィッグ(かつら)

分け目はげを隠すのにウィッグやかつらを使用するのも良いでしょう。

最近のウィッグは技術が進化しており、特に貼るタイプのものは近くでしっかり見ても気づかないこともあるほど精巧にできています。

また、24時間着脱不要のものもあるので、気になる方は検討してみましょう。



分け目はげが気になってきたら専門クリニックに相談

分け目はげにはさまざまな原因が考えられるので、気になったらまずは専門クリニックを受診しましょう。

症状の進み具合によっては自力で目立たなくすることも可能ですが、それだけでは根本的な解決ができないまま、薄毛や抜け毛が進行してしまう可能性があります。

クリニックでは専門医に悩みを相談することができるので、原因や対策を知るためにも一度足を運んでみることをおすすめします。

クリスタル美容外科では、無料相談も承っております。お気軽にお問合せください。

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