- 経済的な問題がありAGAの治療をやめたいと考えている。
- 治療をやめると薄毛の進行はどうなるのか?
そんな悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
AGA治療を続けることは、断続的に費用が必要なため「このまま治療を継続できるのか?」と不安になる方も多くいらっしゃいます
この記事では、AGA治療をやめるとどうなるか?やめたい時に考えることについて説明します。
AGA治療をやめるとどうなる?薬は一生飲む必要ある?
結論、AGA治療を中止すると、薄毛に再び戻る可能性が高いです。
AGA進行性かつ、完治というゴールがないため、治療を止めた場合はAGAの症状が再度進行してしまいます。また薄毛の度合いも、投薬開始前より悪化する場合が多いです。
投薬開始前より薄毛が悪化する理由は、自分の年齢と抜け毛の量が概ね比例するから。例えば、20歳から薬を飲み始めて40歳で薬をやめた場合、20歳の頃の髪の量に戻るのではなく、40歳で20年分AGAが進んだ毛量にもどる。
このような理由からお薬を完全に止めることはおすすめできませんが、薬を飲む量を調整していくことは可能です。
ある程度毛量が回復したら、薬の量を減らし、髪の状態を維持するという方向性に移行すれば費用も安くなります。
AGA治療は目標設定が大事
AGAの治療のゴールを設定する際は、発毛か予防をゴールとするのかで計画も変わってきます。発毛に関してもどの程度生やしたいのか、どれくらいの年齢まで髪が欲しいか、などを決めることは重要です。
その目標によって、治療の内容や費用を算出することで、無理のない治療が可能となります。
AGAといってもみなが同じような症状の進行度合いではないため治療するにあたり担当医と目標設定を決めていきましょう。
そもそもAGAとその治療とは?
AGA(男性型脱毛症)とは、男性ホルモンが原因で発症する疾患です。日本人の約1/3が発症すると言われており、年齢と主に発症率はあがっていきます。
男性ホルモンであるテストステロンが酵素「5aリダクターゼ」と結び付き、脱毛ホルモン、ジヒドロテストステロン(DHT)へと変化することで脱毛が起こる症状です。
そしてこのAGAの進行を阻止するための治療としては、以下の治療法が利用できます。
などの治療方法でAGAを治療ができます。
AGA治療は減薬(維持治療)できる
AGA治療ですが、減薬はどのようにするのでしょうか?
発毛維持をしていくタイミングは、一定の期間中発毛・育毛治療の後、効果を観察してから髪の毛を維持のために維持療法への変更を検討していきます。
維持療法は、発毛治療完了後に薬の量や種類を減らし、主にフィナステリドで発毛した髪を維持していく方向にする治療です。このフィナステリドは脱毛ホルモンとも言われるDHT(ジヒドロテストステロン)の活動を抑制していき脱毛を防ぐ作用があります。
このように、攻める治療から守る治療に移行することで、月々の負担を減らしていくというわけです。
AGA治療をやめる理由
ここではAGA治療を続けられなくなるパターンを紹介します。これから、AGA治療を始めるという人は、参考にしてみてください。
経済的理由
AGA治療中に経済的な負担が理由で、止めてしまうことがあります。
AGA治療は、通常の医療と異なり薬や診察代などは健康保険が適応外となり、自己負担となります。費用も医療機関や薬の内容によって変わりますが、一か月の治療費の相場は15,000~40,000円程度といわれています。
この費用を毎月支払い継続することに経済面の負担を感じて止めてしまうことがあるのが現状です。
副作用
AGAは薬品で治療を行うため、副作用の出現を100%ないようにすることは非常に難しいことです。
特にプロペシア、ザガーロは性欲の減退や性機能障害などを引き起こす副作用が現れる可能性があります。
そして、この副作用により治療を中断してしまう方がいるのも現状です。
効果が出ない体質
これまでご紹介してきました治療薬は、どの薬品もAGAに効果があると言われていますが、100%効果が出るわけではありません。
また、薬品の効果にも体質的にも個人差があるので、満足できずに終わる方もいるのが現状です。
また、前述のとおり治療には経済的な負担もあるため、継続が困難で特に効果を実感することがないままやめてしまう方もいるのです。
AGA治療をやめる前に考えるべきこと
AGA治療をやめようか迷っている人は、最低でもこれらをチェックしてみてください。
十分な期間服用したか
AGAの治療は、使用を開始後に即効性があるわけではありません。
通常でも効果を実感できるまでに、半年は必要といわれています。まずは、半年を目標に治療を継続していくようにしていきましょう。
その治療薬は適切か?
AGAの治療には、頭皮に直接塗布するタイプのミノキシジルや、脱毛ホルモンといわれているジヒドロテストステロンを抑えることで脱毛を抑制する、プロペシアなどがあります。
それぞれ治療といっても用途が違います、つまり症状や重症度により治療の種類もことなるため、それを見極めないと適切な治療を受けることができません。
医師の相談は受けたか?
AGAの治療中に一向に解決ができずにやめようかと考えた場合は、一人で抱え込んでしまうことがあります。
そんなときは、一度医師と相談してみましょう。そうすることにより新しい治療法の提案や、別なアプローチができるかもしれません。
また効果が出ているかの判断も医師への相談の上でするのが望ましいです。
AGAの治療法
ここでは、AGAの治療法を紹介していきます。
投薬治療
AGAのような脱毛症は投薬で治療することが多いです。副作用の確率も低く、薬は1日一回飲むだけであったりと負担にもなりにくいです。
薬品も内服薬、外用薬の2種類に分かれており、
などさまざまです。
ただ、どの薬品が適切かは脱毛症の症状、薄毛の進行度、年齢や性別などで変化しますので医師に相談の上で処方してください。
メソセラピー/HARG療法
メソセラピーは、毛髪成長因子(グロースファクター)を頭皮に注射する手法です。それによって弱体化した毛根の細胞を修復し、髪の毛も健康なものが生えやすくなります。
HARG治療は、HARGカクテルと呼ばれる、成長因子に加えタンパク質や各種ビタミン、アミノ酸を注入するものです。HARG治療は、メソセラピーに比べ高額ですが、日本医療毛髪再生研究会から認められた治療法です。
コラーゲン、エスラチンなど全細胞の増殖を促進していくためのタンパク質といわれています。そして髪の生産ラインである細胞に「髪を生やせ」というシグナルを送信することで髪を生やすことができるのです。
植毛
植毛とは、自らの毛髪を薄毛を治したい箇所に移植するやり方です。自分の毛を移植するので、拒否反応のリスクも低く、効果が目に見えてわかることが特徴です。
基本的には、後頭部のAGAの影響を受けにくい部分の毛を移植します。毛根ごと移植するので、移植後もAGAの心配もそこまでいりません。
費用は高いですが、より確実性のある治療になっています。
自分でできるAGA対策
AGAの治療は、基本的には医師に相談のうえで進めていくことですが自分自身でできるケアもあります。簡単にできるものとして以下のものがあげられます。
- 生活習慣の見直し:睡眠時間と質、定期的な運動、ストレス解消方法を見つける。
- 頭皮のセルフケアの実施:頭皮のマッサージ、使用しているシャンプーと洗い方を変える。
- 食生活を見直す:亜鉛、タンパク質など髪の構成に欠かせない栄養を摂取する。
など、さまざまなケアを意識することでもAGAの進行を抑えることができるかもしれません。クリニックで治療を進めると同時に地道なケアもしていきましょう。
AGA治療をやめる前に医師に相談しよう
いかがでしたか?今回は、「AGA治療をやめるとどうなるか?やめたい時に考えること」について解説していきました。
- AGA治療は完治がないため、やめると薄毛が再度進行してしまう。
- AGA治療は減薬による維持治療に切り替えることができる。
結論として治療をやめることは後々薄毛の再発となり、減薬での維持という選択肢が最善ということになります。経済的な問題、副作用が辛いなどやめたい理由がある場合は、そのことも含め専門の医師に相談してみましょう。
クリスタル美容外科では一人ひとりにあった治療を提供しています。無料相談もありますので、ぜひお気軽にお問合せください。